京都市街の世界遺産！
二条城のお出かけ情報とアクセス方法

京都市営地下鉄二条城前駅の北側、徒歩約3分の市街地にある二条城は、徳川家康が京都に訪れた際の宿泊所として作られた平城です。江戸時代最後の15代将軍、徳川慶喜が明治天皇に政権を返還した大政奉還の舞台でもあります。「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録され、年間約170万人が来場する観光スポットです。大政奉還から150年目にあたる2017年には、アートアクアリウムなどの記念イベントが行われました。
東大手門から城内に入り、彫刻や錺(かざり金具)で豪華に装飾された「唐門」を抜けると、国宝・二の丸御殿が出迎えます。6棟33室800畳、面積にして約3,300平方メートルの広さを誇る二の丸御殿は、江戸時代の武家風書院造を代表する建造物。江戸幕府の終わりを告げる大政奉還は、御殿内で最も格式の高い「大広間一の間」の中で行われました。御殿内には約3,000面もの障壁画があり、そのうち1,016面が重要文化財に。御殿横の二の丸御殿庭園は特別名勝にそれぞれ指定されています。
二条城は、春になると約50種400本の桜が咲き誇る京都きっての桜の名所としても知られています。例年桜が見ごろを迎える3月下旬から4月中旬に開催される二条城桜まつりの桜や庭園のライトアップは必見！和装の方は、無料で入場可能です。
二条城の北東、地下鉄今出川駅と丸太町駅のすぐそばには、南北朝時代から500年もの間、大政奉還を経て明治2年に明治天皇の東京遷都が行われるまで歴代天皇が居住した京都御所のある京都御苑が広がっています。江戸時代には200もの宮家や公家が建ち並んだといわれる御苑は、東西約700メートル、南北約1,300メートルの広さを誇ります。二条城からアクセスするときは、堀川通りの「堀川丸太町」バス停から「烏丸丸太町」を目指すか、地下鉄二条城前駅から地下鉄東西線に乗って、地下鉄烏丸御池駅で乗り換えましょう。
江戸幕府の終焉。そして、明治の始まり。日本の歴史的瞬間を見守ってきた二条城の観光に、本特集でご紹介するタイムズ駐車場をぜひご活用ください！