安産祈願のお参りに！
東京・水天宮のアクセス方法とお出かけ情報

東京都中央区、日本橋にある安産祈願のスポット「水天宮（すいてんぐう）」のアクセスと、お出かけ情報をご紹介！2018年は戌（いぬ）年です。古くから、犬は安産や多産の象徴とされてきました。それにあやかり、暦の中で「戌の日」に安産の神様を祀る水天宮へお参りに行くと、お産が軽くなるといわれています。東京日本橋の水天宮は、北海道から熊本まで日本全国30社近くある水天宮のなかでもとりわけ安産祈願で名高い神社です。毎月12日に1度巡ってくる戌の日は、お産を控えた妊婦さんやご家族を中心に、大勢の参拝客で賑わっています。
水天宮の総本宮は、福岡の久留米水天宮です。東京の水天宮は、江戸時代の久留米藩主だった有馬家が、参勤交代中に江戸の町でも水天宮にお参りできるよう、芝赤羽橋の上屋敷の中に久留米の総本宮から分社したことが始まりといわれています。当時から水天宮は人々に篤く信仰され、お屋敷の塀越しにお賽銭を投げ込む人が絶えなかったそうです。そこで有馬家は毎月5日にはお屋敷を開放し、人々が水天宮へお参りできるように取り計らいました。その温情を洒落た「情け有馬の水天宮」という言葉は、当時江戸っ子の流行語にまでなったと伝えられています。
現在の東京水天宮は、明治5年に有馬屋敷から日本橋へ移転したお社です。境内にある母犬の像「子宝いぬ」は、周囲に置かれた十二支のうち自分の干支の数を撫でると、安産や子供の成長にご利益があるそうです。東京水天宮では、毎月戌の日に「帯祝い」と呼ばれる安産祈祷を行っています。同じく戌の日に境内の神札所で分けている「御子守帯（みすずおび）」は、晒の帯の形をした安産のお守りです。小切れのお守りもあり、普段使いのガードルやコルセットに縫い付ければ同じようにご利益があるそうです。当日は、最寄りの駅や水天宮は大変な人混みで混雑します。クルマでお参りにお越しの際は、今回ご紹介する水天宮から徒歩圏内にあるタイムズ駐車場をぜひご活用ください。