築地周辺の観光スポットをご紹介します。魚介や青果が集まる“日本の台所”と呼ばれた築地。その由来であった「築地市場」は新鮮な食材を求めて毎朝約5万人が訪れる日本有数の巨大市場で、約7万坪以上の広さを誇る場内市場と飲食店を中心とする場外市場で構成されていました。その後、2018年10月11日に江東区の豊洲市場へ移転し、約83年の歴史に幕を下ろした築地市場。しかし移転したのは「場内市場」のみで、「場外市場」は現在も残っています。
場外市場は、寿司や海鮮丼など新鮮な海鮮グルメの食べ歩きが楽しめる観光スポットです。ラーメン店や洋食店もあるほか、漬物や干物などおみやげにもピッタリな加工品、調理器具を販売する商店も並んでいます。日曜日は3分の2のお店がお休みしているのでご注意ください。
場外市場の南側、漁連や鮮魚店などが軒を連ねる千社額棟1階の総合案内所「ぷらっと築地」は、コインロッカーやATMが整備されるほか、保冷剤や保冷パックの販売、さらには周辺のマップを無料で配布するなど、観光に便利なサービスが満載です!
築地場内市場の名物でもあったマグロのセリ(競売)の見学受付は、移転先の豊洲にある「おさかな普及センター」で朝5時から行なわれています。希望者が多いと受付開始時間が早まることもありますので、時間に余裕を持って訪れるのが安心です。
築地の魅力は市場だけではありません。場外市場から徒歩約2分。京都の西本願寺を本山とする築地本願寺は、インドの古代仏教建築がモチーフの異国情緒あふれる外観が特徴の観光名所です。平成23年には外周の堀が国の登録有形文化財に、平成26年には本堂や石塀、山門門柱(正門・北門・南門)が国の重要文化財に指定されました。明暦3年(1657年)の「明暦の大火」での焼失後、再建のために用意された海を埋め立てた(土地を築いた)ことが、「築地」の由来とされています。
市場だけでなく、パワースポットも魅力の築地。クルマで訪れる際は、本特集でご紹介するタイムズ駐車場をご活用ください。