不動産を相続する前に知っておかなくてはならない、不動産価値の判定と不動産登記の方法について、不動産鑑定士と司法書士が解説いたします。
不動産の価値を把握することはとても重要です。例えば、相続税の負担額を把握せずに相続したために、手持ち現金が足りなかったり、余裕がなくなってしまうというケースが多いからです。仮に売却するにしても、適正価格がわからないままでは、不動産取引の妥当性を判断できません。また、不動産登記は、不動産に関わる権利を第三者にも証明したり、相続財産の所有権を主張するためにも重要な制度です。
■監修
司法書士：堀江 和浩、不動産鑑定士：青木 徹、タイムズサポートFPクラブ
不動産を相続した際に、「相続税を納める現金がない！」というケースがあります。そのような時は、やむを得ず相続した土地などを売却しなければならない場合もあります。とはいえ、一般的に不動産の価値（価格）は分かりづらく、不動産業者からの査定価格が妥当なのかどうか、判断に困ります。
その時に相談できるのが、不動産鑑定士です。不動産鑑定士は、不動産に対して鑑定評価を行い、客観的な立場で公正な価格を算出します。費用はかかりますが、自身や相続人全員が納得する不動産の価値を判明させるためには有効な方法です。
不動産登記とは、土地や建物の場所や面積、所有者の住所・氏名などを登記簿に記載し、一般公開することを指します。
不動産の権利者・関係が一般公開されることで、安全な不動産取引ができるようにするための制度です。
先祖代々の土地を継承しているような時に、所有者（所有名義）が変更されていないケースがあります。
実際、相続した不動産の登記を怠ったばかりに、不動産の所有権を主張できないようなトラブルになることもあります。
不動産を相続した場合、登記を忘れずにしっかり変更しましょう。
不動産価値の判定と不動産登記について、不動産鑑定士と司法書士が解説いたします。不動産を相続する上で、不動産の価値と取得方法を知らなければ、その後の土地活用もままなりません。土地活用として駐車場経営をお考えの際はタイムズ２４にお問い合わせください。
