■監修
弁護士:隈部 泰正、税理士:小林 孝也、司法書士:堀江 和浩、不動産鑑定士:青木 徹、タイムズサポートFPクラブ
遺産・相続という言葉は聞いたことはあるけれど、実際には誰に何を相談しながら進めればいいのか、分からないという方も多いのではないでしょうか。
「土地オーナーへの道」の第一話は、「相続前にすべきこと」をテーマにお届けします。悪戦苦闘しながらも様々な人にアドバイスをもらい、「相続」という問題にとりかかる第一話をお楽しみください。
遺産・相続という言葉は聞いたことはあるけれど、実際には誰に何を相談しながら進めればいいのか、分からないという方も多いのではないでしょうか。
「土地オーナーへの道」の第一話は、「相続前にすべきこと」をテーマにお届けします。悪戦苦闘しながらも様々な人にアドバイスをもらい、「相続」という問題にとりかかる第一話をお楽しみください。
■監修
弁護士:隈部 泰正、税理士:小林 孝也、司法書士:堀江 和浩、不動産鑑定士:青木 徹、タイムズサポートFPクラブ
私は、都内の会社に勤める35歳の会社員。妻と1人娘に囲まれて、平凡だけど幸せな毎日を送っていた。
そんな中、突然、親の遺産を相続することになった。
「遺産」も「相続」も、これまでの私の人生には、まったく関係のない言葉だと思っていた。だからこそ、遺産について考えたこともなく、相続の話を親とすることもなかった。いざ相続する状況となった今、何をすべきかも分からないし、誰に相談すべきかも分からない。さて、どうすべきか。
そうだ!会社の先輩の前職は不動産業者だと言っていた。不動産は代表的な財産だから、相続について何か知ってるかもしれない。明日相談してみよう。
遺産相続の悩みを会社の先輩に打ち明けると、「FP、ファイナンシャルプランナーに相談すれば?」と教えてもらった。先輩曰く、ファイナンシャルプランナーは、資産運用、事業継承、相続・贈与、節税、不動産、保険など、お金に関する相談にのってくれる専門家らしい。これはいい話を聞いた。終業後、自宅でさっそく「ファイナンシャルプランナー」をインターネットで調べてみた。
調べてみると、相談者の経済状況と価値観に応じたライフプランニング・資金計画の相談に乗ってくれる、ということが分かった。必要に応じて、弁護士、税理士、社会保険労務士、保険・不動産の専門家、銀行・証券会社などの各分野の専門家と連携し、サポートしてくれるとのことだった。
これ以上は調べてもどうすべきか分からなかったので、ファイナンシャルプランナーに相談してみることにした。
よく使うタイムズ駐車場のグループ会社に、「タイムズサポートFPクラブ」があったはずだから問い合わせてみよう。
タイムズサポートFPクラブに問い合わせたところ、ファイナンシャルプランナーから相続について4つのアドバイスをもらった。
【1】専門家への相談
それぞれの相続財産ごとに、それぞれの専門家への相談が必要になる。どの相続・手続きについて、どの専門家に何を聞けばいいのか分からない場合は、ファイナンシャルプランナーへの相談が有効。
【2】相続財産の把握
相続財産の棚卸をして、相続の対象となるもの、ならないものを把握することが必要。相続できる財産には、預貯金、土地建物などの不動産、株式、借地権や借家権、自動車、ローンなどがある。
確認方法としては、預貯金であれば金融機関に問い合わせ。不動産は法務局で登記簿謄本を取得するなど様々。費用はかかるが、税理士・弁護士等の専門家へ依頼することも可能。
【3】相続人の確定
相続人は、相続発生から10カ月以内に、相続税の申告・納付しなければならない。そのためには、相続人の確定が不可欠。相続人全員で遺産分割協議を行い、遺産分割をまとめなければならない。
相続人確定のためには、戸籍を調べる必要もある。相続人が他にいる、といったことが後から判明すると、大きな問題に発展するため、十二分に確認する。
【4】親の遺言の有無の確認
遺言の有無によって、相続の範囲・内容は、大きく異なる。
また、原則遺言は遺言者が亡くなられた時から効力が発生するが、例えば相続人が成人になったら相続可能、といった条件をつけることで効力の発生時期が変わることもある。
これで、まずはやるべきことが分かった。
まずは、相続財産・相続人・遺言について、調べてみよう。
土地オーナーへの道の第一話は「相続前にすべきこと」です。「遺産」「相続」を初めて経験する男性が、悪戦苦闘しながらも様々な人にアドバイスをもらい、問題を解決していく物語です。土地活用として駐車場経営をお考えの際はタイムズ24にお問い合わせください。